市販ドッグフード293商品を調べてわかった、チキンを含まないフードの割合
Petalの成分データベースに登録されている293商品の原材料表示を一件ずつ確認したところ、チキンを含まないフードはわずか65商品、22.2%でした。残りの77.8%には、チキンミールや加水分解チキンといった形も含め、何らかの形でチキンが使われています。
293商品中、チキンを含むのは228商品
犬の食物アレルギー・不耐性を疑ったとき、真っ先に候補に挙がる食材のひとつがチキンです。配合率の高い動物性たんぱく源として、多くのフードで使われているためです。
Petalが確認した293商品のうち、チキンを含むフードは228商品(77.8%)、含まないフードは65商品(22.2%)でした。「チキンを避けたい」と思って棚の前に立っても、選べる選択肢は全体の2割程度しかない計算になります。
ここでいう「含む」には、チキンそのものだけでなく、チキンミール・鶏脂・加水分解チキン・チキンエキスといった派生表記もすべて含めています。原材料表の後半に小さく書かれているだけのこともあり、見落とされやすい部分です。
他の主要アレルゲンはどうか
同じ方法で、チキン以外の主要な成分についても集計しました。数字が大きいほど、その成分を避けたフードを見つけやすいことになります。
| 成分 | 含む | 含まない | 含まない割合 |
|---|---|---|---|
| 乳製品 | 20 | 273 | 93.2% |
| 卵 | 64 | 229 | 78.2% |
| 小麦 | 104 | 189 | 64.5% |
| 大豆 | 106 | 187 | 63.8% |
| トウモロコシ | 128 | 165 | 56.3% |
| チキン | 228 | 65 | 22.2% |
| 魚 | 231 | 62 | 21.2% |
チキンと魚は、含まない割合が2割前後とほぼ並んでいます。市販フードにおける動物性たんぱく源の主力が、この2つに集中していることがうかがえます。一方、乳製品や卵はもともと配合率が低いため、避けたい場合の選択肢は比較的多く残ります。
単一の動物性たんぱく源のみのフードは9.9%
除去食を試す場合、チキンや魚といった個別の成分を避けるだけでは不十分なことがあります。フードに複数の動物性たんぱく源が入っていると、症状の原因がどれなのか特定しにくくなるためです。
そこで、動物性たんぱく源(チキン・ターキー・ダック・ビーフ・ポーク・ラム・ベニソン・魚・甲殻類)が1種類だけのフードを集計したところ、293商品中29商品、9.9%にとどまりました。いわゆる「限定成分」「新奇タンパク食」と呼ばれるタイプのフードです。
除去食試験を検討している場合、この9.9%が実質的な候補範囲になります。チキンフリーの65商品の中にも、ビーフとラムを両方含むといった複数たんぱく源のフードは少なくありません。
穀物フリーは4割にとどまる
参考として、穀物(小麦・トウモロコシ・米のいずれも不使用)を集計すると、293商品中118商品(40.3%)でした。「穀物フリー」はよく見かける表示ですが、市場全体で見るとまだ半数に届いていません。
この数字をどう使うか
今回の集計は、Petalの成分データベース(2026年7月11日時点・293商品)の原材料表示を、キーワード照合によってアレルゲン分類したものをもとにしています。原材料表示は商品ごとに書き方が異なり、同じ成分でも表記が揺れるため、機械的な照合だけでは「コーングルテンを小麦と誤判定する」「トマトポマスを魚と誤判定する」といった検出ミスが起こりえます。今回、全293商品・全キーワードの組み合わせを一件ずつ点検し、判明した誤りをすべて修正したうえでこの数字を算出しました。
「チキンを含まない」「単一たんぱく源のみ」といった条件は、Petalの検索ツールで直接絞り込むことができます。一つひとつ原材料表を確認する代わりに、条件を選ぶだけで候補を絞れます。
除外したい食材を選んで、条件に合うフードを探せます。
フードを探してみる →Petal成分データベース(2026年7月11日時点、293商品)を対象に、原材料表示をキーワード照合してアレルゲンをタグ付けし、全商品・全キーワードの組み合わせを点検したうえで集計しました。「含まない」は、該当食材そのものに加え、ミール・加水分解物・エキスなどの派生表記も含めて記載がない商品を指します。データベースは継続的に更新されるため、数字は集計時点のものです。
まとめ
市販ドッグフード293商品のうち、チキンを含まないフードは22.2%、動物性たんぱく源が単一のフードは9.9%でした。「チキンフリー」を選ぶだけでは除去食として不十分な場合があり、たんぱく源の数まで確認する必要があります。
市販のドッグフードでチキンを含まないものはどれくらいありますか?
Petalが確認した293商品のうち、チキンを含まないフードは65商品、22.2%でした。残りの77.8%には、チキンミールや加水分解チキンなどの形も含め、何らかの形でチキンが使われています。
除去食を試すのに向いているフードはどんなフードですか?
動物性たんぱく源が1種類だけのフード(限定成分・新奇タンパク食)が、除去食には適しています。293商品のうち、単一のたんぱく源のみのフードは29商品、9.9%にとどまりました。
この数字はどうやって集計しましたか?
Petalの成分データベース(2026年7月11日時点、293商品)の原材料表示をキーワード照合でアレルゲン分類し、全293商品・全キーワードの組み合わせを点検して誤判定を修正したうえで集計しました。「含まない」は、該当食材そのものに加え、ミールや加水分解物などの派生表記も含めて記載がない商品を指します。